東日本大震災から11年、当時を振り返って

東日本大震災から１１年、当時を振り返って

2022/3/11　所員H

２０１１年３月１１日の１４時４６分ごろ、私は、都教組町田支部の職員の方と教育会館に居ました。

室内のテレビ画面に、石原慎太郎氏の都知事立候補の記者会見の様子が映っていました。突然、画面が切れ、続いて天井の電気が消えました。更に足元の床が大きく振れ始めました。何か不気味な恐怖感に襲われました。振れが止まらないので、職員の方と無言のまま室内から外のアスファルトの駐車場に避難（？）しました。それでも立っていることが出来ずに座り込みました。恐怖の数分間でした。

　当日、車を利用していたので、次に訪問する予定の多摩市にある特別支援学校に向かいました。学校に着くと、先生たちが子どもたちを落ち着かせ、心配して駆けつけてきた保護者に必死で対応していました。

桜保険事務所に戻ろうと事務所に連絡を入れましたが、電話はつながらず、ともかく車で戻ることにしました。途中の町田市内の交差点は、信号が消えており、事故にならないようゆっくり走りました。事務所に着いた頃には真っ暗になっていました。

　所員の無事を確認して、直ちに事務所の機能回復に着手。また電車がストップしていたので職員の自宅までの送迎を手分けして行いました。

　翌日から、加入者へのお見舞いと損害確認にも全力で取り組みました。信号が消えた中での事故報告もありました。そして、保険の重要性を実感するお話もたくさんいただきました。

　地震や津波、異常気象の不安を感じる昨今、私たちは、加入者と皆様の生活と安全を守るため引き続き、全力を挙げて進んでいきたいと思います。