水や自転車の事故から子どもを守ろう!
『子どもの事故防止週間』(2018年5月21日~27日)
子どもを乗せた「幼児用座席付自転車の事故」(転倒など)に気を付けましょう。
子どもから目をはなさないで!緑の季節を深呼吸!
《平成30年度『「子どもの事故防止週間』 5月21日(月)から5月27日(日)》
今年は、「水の事故」と「幼児用座席付自転車の事故」をテーマに事故防止を呼びかけています。
「子供の事故防止に関する関係府省庁連絡会議」:キャンペーン
(内閣府、警察庁、消費者庁、総務省消防庁、文部科学省厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、海上保安庁)
幼児用座席付自転車1は、最近では電動アシスト機能が付いている製品も一般的であるなど、子どもとの外出に便利な交通手段です。しかし、幼児用座席付自転車は通常の自転車よりも重い上に、更に子どもを1人又は2人乗せるため、 走行中や停車中にバランスを崩して転倒や転落するなどして、けがをする事故が起きています。
東京消防庁管内の救急搬送データ2によると、平成23 年から平成28 年までの6年間で、幼児用座席付自転車に子どもを乗せて使用中に子ども(14 歳以下) がけがをして、1,349 人が救急搬送されています。また、医療機関ネットワーク事業3(平成22 年から平成28 年まで)によると、転倒して頭蓋内損傷や骨折などのけがをする事故情報が609 件あり、走行中だけでなく停車中の事故も多くみられます。
転倒などの事故を防止し、子どもの安全を確保するために、
①乗車前に、子どもに必ず自転車用のヘルメットをかぶせ、乗車後はすぐにシートベルトを着用させましょう。
②道路交通法などの交通ルールを守り、バランスを崩さないように慎重に走行しましょう。
③停車中も転倒するおそれがあるので、子どもを乗せたまま自転車を離れたり、目を離したりしないようにしましょう。
④自転車の整備点検を定期的に行い、自転車を選ぶ際には、安全基準を満たした自転車に貼付されるBAAマークなどが付いているかを参考にしましょう。
注
1 :道路交通法第57 条第2 項に基づき都道府県の各公安委員会では、16歳以上の人が運転する幼児用座席を設置した自転車であれば、幼児用座席に6歳未満の子どもを乗せることを認めている。
2 :本資料の「東京消防庁の救急搬送データ」は、東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域で、平成23年から平成28年までの、交通事故を除く日常生活上の事故を対象としている。また、関連器物( 受傷原因に直接又は間接的に影響があった器物) で「自転車の補助椅子」と記載があるものを「幼児用座席付自転車」とした。
3 :「医療機関ネットワーク事業」は、参画する医療機関( 平成30年3 月時点で24機関) から事故情報を収集し、再発防止にいかすことを目的とした、消費者庁と独立行政法人国民生活センターとの共同事業です。本資料に掲載しているデータは、平成22年9 月から平成28年12月までの事故情報を本資料のために特別に精査したもの。