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【所員’s OFF TIME㉖】よりやさしい交通環境の整備を

知人から、「60歳になって体力的にきつくなり、自転車に乗らなくなったので引き取ってもらえないか」と連絡がありました。内心では「60歳なんてまだ若いのに」と思いつつも、かつて強く憧れていた自転車だったため、喜んで譲り受けました。

実車は20年近く前のモデルです。そのため、まずはフレームのクラックなど基本的な点検が必要になります。問題がなければ、錆び落としやタイヤ交換に加え、変速機やブレーキ、ギア、ネジなど、一通りの部品交換も必要になりそうです。

きちんと乗れる状態にするまでには、相応の時間と費用がかかるでしょう。

そんな中で、最近あらためて気になっているのが、2026年4月に導入予定の自転車の「青切符」と、それに伴う車道走行の問題です。

自転車は法律上「軽車両」とされ、原則として車道の左側を走ること、歩道走行は例外に限られることは理解しています。しかし現状の日本の道路環境では、自転車も自動車も安心して走れる道は非常に少ないと感じます。

一方で、自転車先進国とされるオランダやデンマークでは、車道とも歩道とも異なる「独立した自転車専用道」の整備が基本です。例えば、車道との間に縁石や数センチの段差を設けて車の侵入を防いだり、自転車専用の信号機を設置したりして、交差点で自動車の左折時(日本では右折)に自転車を巻き込まないよう、通行のタイミングを分離する工夫がなされています。

しかし日本では、自転車が安全に走行できるインフラ整備が十分でないまま、取り締まりだけが強化されている印象を受けます。

自転車・自動車・歩行者のすべてが安心して利用できる、よりやさしい交通環境の整備を進めてほしいと、強く感じています。

                                                                             所員K

譲り受けた自転車。折りたたむとコンパクトになり、電車や車に積み込んで旅の友になります。

 

オランダの自転車専用道路