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東日本大震災から12年

2011年3月11日の午後は事務所内で自動車保険の更新業務をしていました。

揺れ出した時には、すぐに収まると思い同僚と雑談していました。ところが、どんどん大きくなる揺れに、心底恐怖を覚えました。

これまでに体験したことのない激しい揺れと音に、机の下に避難しました。

揺れが収まってから確認したところ、壺は割れ、額縁や置物も落下。台所の棚からも食器が飛び出して転がっていました。

翌週から、被害にあわれた方の確認のため、ご契約の抽出作業を行い、テレビで見た地名を見る都度、無事を祈る気持ちになりました。

数日して、原発が爆発したとの報道があり、東北を案ずる日々が続きました。

日に日に暖かくなる日差しの中で、悲しみと不安に覆われた春でした。

震災以来、事務所では備蓄食料やヘルメットなどの防災用品を揃え、災害に備えるようにしています。毎年この時期に震災を思い出すことで、気持ちの備えにもつながればと思います。

今年2月6日には、トルコ南部とシリア北西部で大地震が発生し甚大な被害が出ています。

東日本大震災の時、世界中から寄せられた心配の声と支援を思い出しながら、お互いに支えあうことを意識して暮らしていきたいと改めて思います。(所員S)